KOM-MICSの紹介動画

インフォテックがコマツ様と協力して作成している「工場見える化システム KOM-MICS」に関する、ものづくり太郎さんの紹介動画がアップされました。
https://www.youtube.com/watch?v=PSxVDmUP5hw

インフォテックの作成するソフトは普段はあまり表に出ないため、このような紹介動画が作られるのは初めてです。

KOM-MICSは、工作機械や溶接機などから稼働データや加工データなどの各種データを収集し、分析することで工場の稼働状況を可視化し、最適化に向けた施策立案を支援します。
生産プロセスの見える化と最適化により、コマツグループの生産性向上に大きく貢献しています。もし工場の見える化や改善活動に興味がある方は、ぜひ動画をご覧いただければと思います。

また、インフォテックのKOM-MICSサイトにも情報を記載しております。
https://www.infortec.co.jp/lp_kom-mics.php

プログラミングの難易度

こんにちはmtjです。

プログラミングという物は行うことによって難易度がバラバラです。
同じ物を作る場合でも知識のある人であれば一瞬で終わり、無い人は1日かかってしまうという物もよくあります。
特にC++等メモリを理解していないと躓きやすい言語はその傾向が強いと思います。

そういった異常事態、異なる言語でもそれなりに対応できるように日々勉強していきたいです。

できればスレッド操作、メモリ操作等は全く気にせずに実装できるようになるといいですね

C# 値オブジェクトの基底クラス

.Net7 から追加された INumber<T> インターフェースを用いて、
値オブジェクトの基底クラスとなるような record クラスを作成しました。
INumber<T> 型を使用するジェネリッククラスとすることで、
int や double などを場合分けせずに記述することが可能となります。

プリミティブな値型と同じような感覚で扱え、
重要なドメインルールを持つクラスを簡単に作成できるようにすることが目的です。

/// <summary>値の基底クラス</summary>
public abstract record ValueBase<TValue, TSelf>
    where TValue : INumber<TValue>
    where TSelf : ValueBase<TValue, TSelf> {

    private static readonly Func<TValue, TSelf> CreateObject;

    /// <summary>値</summary>
    public TValue Value { get; }

    /// <summary>静的コンストラクタ</summary>
    static ValueBase() {
        var constructorInfo = typeof(TSelf).GetConstructor([typeof(TValue)])
                           ?? throw new NotSupportedException();
        CreateObject = v => (TSelf)constructorInfo.Invoke([v]);
    }

    /// <summary>コンストラクタ</summary>
    protected ValueBase(TValue value) {
        Value = value;
    }

    /// <summary>暗黙的型変換</summary>
    public static implicit operator TValue(ValueBase<TValue, TSelf> valueObject) {
        return valueObject.Value;
    }

    /// <summary>+オペレーター</summary>
    public static TSelf operator +(ValueBase<TValue, TSelf> lhs, ValueBase<TValue, TSelf> rhs) {
        return CreateObject(lhs.Value + rhs.Value);
    }

    /// <summary>ToString</summary>
    public sealed override string ToString() {
        return Value.ToString()!;
    }
}

静的コンストラクタでは、リフレクションを用いてTValue型を引数にとり
継承先のオブジェクトを生成する関数を作成しています。

この例では四則演算のうち加算のみ実装しています。
値オブジェクトから数値への暗黙変換を許可しています。
またrecord 型の継承先クラスではコンパイラにより ToString() が自動でオーバーライドされるので、
数値のみが出力されるように ToString() を sealed にしています。

使用する側は以下のようにします。

/// <summary>得点クラス</summary>
public sealed record Score : ValueBase<int, Score> {
    public Score(int value) : base(value) {}
}

// 使用例
Score score10 = new Score(10);
Score score20 = new Score(20);
Score total = score10 + score20;
Console.WriteLine(total);    // 30 が出力される

 


					

夏バテ

夏が始まってしまい暑くなって参りましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

自分は悲しきかな既に夏バテ気味でおります。
暑さで体力を奪われると体調を崩したり活動に支障を来したりで困るので、
早く涼しくなって欲しいものです。

皆さんは夏バテに負けずに元気に過ごされることを祈っております。

スイッチボットによる設備のレトロフィット

スイッチボットは、家庭の照明スイッチに貼り付けて、スマートホーム化に使用されるIoTデバイスです。
一般的にはリモコン操作や遠隔操作で照明や家電を制御できるようになります。

最近の案件で、工場の既存の生産設備にスイッチボットを取り付けて、遠隔操作を行う案件を行いました。
スイッチボット自体は低価格で手軽に導入でき、ソフト開発の費用も最初の1台分だけなので、複数台の既存設備に簡単安価にレトロフィットすることが可能です。