先日、とある案件でライセンスを表記せずに使っているオープンソースがたくさんある、
という問題が発生し、対応を依頼されました。
ライセンスにもさまざまな種類があり、
利用する際にソースコードの開示が必要なもの、著作権を表示するだけでよいものなどがあります。
もしライセンスに違反してしまうと、製品の配布停止や損害賠償などにつながる恐れがあります。
実際にライセンス違反で訴訟される事例もあります。
株式会社オージス総研 岩佐 朗子
「OSSライセンス違反とその対策」(2023年6月12日アクセス)
https://www.ogis-ri.co.jp/otc/hiroba/technical/oss-license-violations/
オープンソースを利用するときはライセンスが何かをきちんと確認して、
ライセンス違反しないように利用条件を守ったうえで利用していきたいものです。
商用利用については、GPLなどソースコードの開示の必要がある場合は
自社の独自技術の流出のリスクがあるために製品としての配布が難しいので、
ApacheやMITなど、ソースコードの開示の必要がないものを
使用した方が無難と思われます。