ChatGPTを使用して自作ソースコードの説明やサンプルコードを作成

今回は、ChatGPTをソフト開発に活用できないかと考えてみました。
例えば、ソースコード一式を与えて、クラスやメソッドの使い方のサンプルを作成してもらうことはできないでしょうか。
また、単体テストも自動作成してもらうことはできないでしょうか。

ChatGPTに以下の質問をしてみました。


以下のC#コードについて、簡単な説明と、サンプルコードを作成してください。

public static Color Blend(this Color color, Color blendColor, double ratio) {
    if (ratio.IsBetween(0.0, 1.0).Not()) throw new FormatException();
    int a, r, g, b;
    a = color.A + ((blendColor.A - color.A).ToDbl() * ratio).ToInt();
    r = color.R + ((blendColor.R - color.R).ToDbl() * ratio).ToInt();
    g = color.G + ((blendColor.G - color.G).ToDbl() * ratio).ToInt();
    b = color.B + ((blendColor.B - color.B).ToDbl() * ratio).ToInt();

    return Color.FromArgb(a, r, g, b);
}

これに対して、以下の回答になりました。


・拡張メソッドとは、既存のクラスに新しいメソッドを追加する機能です。この場合、ColorクラスにBlendメソッドを追加しています。
・Blendメソッドは、引数として、混ぜる色(blendColor)と混ぜる比率(ratio)を受け取ります。
・ratioは0.0から1.0の範囲でなければなりません。そうでない場合は、FormatExceptionをスローします。
・混ぜる色と元の色の各成分(A, R, G, B)について、比率に応じた加重平均を計算します。例えば、R成分の場合は、color.R + ((blendColor.R - color.R).ToDbl() * ratio).ToInt()となります。
・計算した各成分の値を使って、新しいColorオブジェクトを作成して返します。

static void Main(string[] args)
{
    // 色を作成する
    Color red = Color.FromArgb(255, 0, 0);
    Color green = Color.FromArgb(0, 255, 0);
    Color blue = Color.FromArgb(0, 0, 255);

    // 色を混ぜる
    Color purple = red.Blend(blue, 0.5); // 紫色
    Color yellow = red.Blend(green, 0.5); // 黄色
    Color cyan = green.Blend(blue, 0.5); // シアン色

    // 色を表示する
    Console.WriteLine("Red: {0}", red);
    Console.WriteLine("Green: {0}", green);
    Console.WriteLine("Blue: {0}", blue);
    Console.WriteLine("Purple: {0}", purple);
    Console.WriteLine("Yellow: {0}", yellow);
    Console.WriteLine("Cyan: {0}", cyan);
}

完全にメソッドの内容を理解して説明とサンプルコードを作成しています。すばらしいです。
今回はとても単純なメソッドで試しましたので簡単でしたが、実際の業務のコードはこんなに単純ではないのでこんなにうまくは行きません。
しかし、これらのことが実現できれば、開発工数の削減につながりますし、品質も向上する可能性があります。

ChatGPTはまだ研究段階の技術であり、実際にソフト開発に適用するにはさまざまな課題があります。
例えば、ソースコードの構造や文法を正しく理解できるか、サンプルやテストが正確かつ有用か、セキュリティや著作権の問題はないかなどです。
これらの問題を解決するためには、ChatGPTの性能や限界を詳しく調査する必要があります。

弊社では、ChatGPTをソフト開発に応用するための研究を進めております。今後も最新の情報をお届けしていきます。

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